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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻11号

2018年11月発行

文献概要

連載 生理検査のアーチファクト・19

—神経伝導検査④—電気刺激に伴うアーチファクト

著者: 伊藤栄祐1

所属機関: 1旭川医科大学病院臨床検査・輸血部

ページ範囲:P.1294 - P.1296

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こんなアーチファクトを知っていますか?

 図1は,同一健常被検者の腓腹部において,腓腹神経を刺激し外果近傍より電位を導出した逆行性感覚神経伝導検査の結果である.

 ①は刺激電極の陰極と陽極を腓腹神経の走行上に配置して刺激を行う一般的な検査手技により記録した感覚神経活動電位(sensory nerve action potential:SNAP)の波形である.記録波形の基線は左下方から右上方に向かう曲線となり,基線が歪んだ状態となっている.

参考文献

1)園生雅弘,馬場正之(編):神経筋電気診断の実際,第1版.星和書店,pp28-29,2004
2)木村淳,幸原伸夫:神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために,第1版.医学書院,p46,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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