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AICS®(アミノインデックス®がんリスクスクリーニング)について教えてください.
著者: 片山和宏1 福武伸康1
所属機関: 1大阪国際がんセンター肝胆膵内科
ページ範囲:P.148 - P.151
文献購入ページに移動がんの早期診断のためには,簡便で精度の高いスクリーニング検査が必要である.なかでも血液検査は有望なスクリーニング検査の1つであり,前立腺がんにおけるPSA(prostate specific antigen)などは臨床現場でその威力を発揮している.一方,膵がんを代表とする難治がんにおいては,有効なスクリーニング検査がなく,CA19-9(carbohydrate antigen 19-9)などの腫瘍マーカーも一定の効果は上げているものの,スクリーニング検査としては不十分である.近年,複数のがんにおいて血漿中遊離アミノ酸(plasma free amino acid:PFAA)濃度が特徴的な変動を示すことが報告されており1,2),それを応用したがんスクリーニング検査が開発されている.
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