検査と技術46巻3号

2018年03月発行

増刊号 感染症クイックリファレンス 原因微生物 グラム陽性球菌

Staphylococcus aureus

著者： 山本剛¹

所属機関： ¹神戸市立西神戸医療センター臨床検査技術部

ページ範囲：P.194 - P.196

学名　Staphylococcus aureus（スタフィロコッカス・アウレウス）

和名　黄色ブドウ球菌

◎性状と特徴
①溶血性：5％ヒツジ血液寒天培地では18〜20時間培養するとβ溶血をしたコロニーが確認できる．
②コロニーの形：正円形で平坦なコロニーを形成する．

参考文献

1）竹田義弘，他：広島県で分離されたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）についての疫学的検討．広島技研保健環境セ研報　18：29-35，2010

2）藤元琢也，他：都内定点病院において分離された黄色ブドウ球菌の型別成績（2005〜2009年）．東京健康安全研セ年報　61：139-144，2010

3）鈴木道雄，他：小児膿痂疹患者の臨床的および細菌学的検討．小児感染免疫　20：292-300，2008

4）浅利誠志：実践から学ぶ！　治せるMRSA感染症　治らなかった理由が分かれば治せます．最新医学社，2014

5）河野茂（編）：ガイドラインサポートハンドブック　IDSAガイドラインMRSA．医薬ジャーナル，2012