icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

文献概要

増刊号 感染症クイックリファレンス 原因微生物 グラム陽性球菌

Streptococcus pyogenes

著者: 山本剛1

所属機関: 1神戸市立西神戸医療センター臨床検査技術部

ページ範囲:P.202 - P.203

文献購入ページに移動
学名 Streptococcus pyogenes(ストレプトコッカス・パイオゲネス)

和名 化膿レンサ球菌

◎性状と特徴
①溶血性

 5%ヒツジ血液寒天培地では,18〜20時間培養をすると,大きめのβ溶血をした白色で光沢のあるドーム型のコロニーの形成をする1)
②ランスフィールド(Lancefield)分類

 多くがgroup Aに属するので,A群溶血性レンサ球菌,A群溶連菌,GAS(group A Streptococcus)などと呼ばれることが多い.血液寒天培地上でβ溶血をするS. pyogenes以外のStreptococcus spp.のうち,S. dysgalactiae subsp. equilimilisやS. anginosus groupでもLacefield Aをもつ.

参考文献

1)松本哲哉(編):最新臨床検査学講座 臨床微生物学.医歯薬出版,p115,2017
2)竹田美文,他:毒素産生菌とその感染症.医薬ジャーナル社,pp45-57,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら