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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

文献概要

増刊号 感染症クイックリファレンス 原因微生物 グラム陰性桿菌

Haemophilus influenzae

著者: 中山麻美1

所属機関: 1岐阜大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.218 - P.219

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学名 Haemophilus influenzae(ヘモフィルス・インフルエンザ)

和名 インフルエンザ菌

◎性状と特徴
①通性嫌気性菌で,発育にはⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)の両方を必要とする.したがって,ヒツジ血液寒天培地には発育をせず,チョコレート寒天培地に発育を認める.
②集落は非溶血性で,露滴状の光沢のある集落を形成する.至適発育温度は37℃で,5〜10%CO2環境で発育が促進される.

参考文献

●Jorgensen JH, et al : Manual of Clinical Microbiology 11th ed. ASM Press, 2015
●一山智(編):標準臨床検査学 微生物学・臨床微生物学・医動物学.医学書院,pp63-64,2013
●一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(監):JAMT技術教本シリーズ 臨床微生物検査技術教本.丸善出版,pp171-172,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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