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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

文献概要

増刊号 感染症クイックリファレンス 原因微生物 グラム陰性桿菌

Salmonella spp.

著者: 大城健哉1

所属機関: 1那覇市立病院医療技術部検査室

ページ範囲:P.234 - P.235

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学名 Salmonella spp.(サルモネラ属菌)

 Salmonella spp.にはS. entericaとS. bongoriの2菌種があり,さらにS. entericaは6つの亜種に分類されている.ヒトに病原性を示すものは亜種IのS. enterica subsp. entericaがほとんどであり,血清型は2,500種類以上に分類されている.正式な表記法は例えばS. enterica subsp. enterica serovar Typhiであるが,S. enterica serovar TyphiやS. Typhiと略記される(以下,文中は略記で表記する).

和名

 S. Typhi(チフス菌),S. Paratyphi A(パラチフスA菌)は3類感染症である.3類感染症ではない非チフス性Salmonella spp.にはS. Enteritidis(サルモネラ・エンテリティディス菌)やS. Typhimurium(ネズミチフス菌)などがある.

参考文献

●Jorgensen JH, et al : Manual of Clinical Microbiology 11th ed. ASM Press, pp699-713, 2015
●検査法マニュアル作成委員会・腸管感染症検査ガイドライン委員会(編):腸管感染症検査ガイドライン.日本臨床微生物学会,pp7-9,2010
●今村顕史,他:腸チフス・パラチフスに対する最近の治療 2005〜2008年—感染性腸炎研究会の調査から.IASR 30:93-95,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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