文献詳細
増刊号 感染症クイックリファレンス
原因微生物 グラム陰性桿菌
文献概要
学名 Salmonella spp.(サルモネラ属菌)
Salmonella spp.にはS. entericaとS. bongoriの2菌種があり,さらにS. entericaは6つの亜種に分類されている.ヒトに病原性を示すものは亜種IのS. enterica subsp. entericaがほとんどであり,血清型は2,500種類以上に分類されている.正式な表記法は例えばS. enterica subsp. enterica serovar Typhiであるが,S. enterica serovar TyphiやS. Typhiと略記される(以下,文中は略記で表記する).
和名
S. Typhi(チフス菌),S. Paratyphi A(パラチフスA菌)は3類感染症である.3類感染症ではない非チフス性Salmonella spp.にはS. Enteritidis(サルモネラ・エンテリティディス菌)やS. Typhimurium(ネズミチフス菌)などがある.
Salmonella spp.にはS. entericaとS. bongoriの2菌種があり,さらにS. entericaは6つの亜種に分類されている.ヒトに病原性を示すものは亜種IのS. enterica subsp. entericaがほとんどであり,血清型は2,500種類以上に分類されている.正式な表記法は例えばS. enterica subsp. enterica serovar Typhiであるが,S. enterica serovar TyphiやS. Typhiと略記される(以下,文中は略記で表記する).
和名
S. Typhi(チフス菌),S. Paratyphi A(パラチフスA菌)は3類感染症である.3類感染症ではない非チフス性Salmonella spp.にはS. Enteritidis(サルモネラ・エンテリティディス菌)やS. Typhimurium(ネズミチフス菌)などがある.
参考文献
●Jorgensen JH, et al : Manual of Clinical Microbiology 11th ed. ASM Press, pp699-713, 2015
●検査法マニュアル作成委員会・腸管感染症検査ガイドライン委員会(編):腸管感染症検査ガイドライン.日本臨床微生物学会,pp7-9,2010
●今村顕史,他:腸チフス・パラチフスに対する最近の治療 2005〜2008年—感染性腸炎研究会の調査から.IASR 30:93-95,2009
掲載誌情報