文献詳細
文献概要
増刊号 感染症クイックリファレンス 原因微生物 嫌気性菌
Actinomyces spp.
著者: 品川雅明1
所属機関: 1札幌医科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.258 - P.259
文献購入ページに移動学名 Actinomyces spp.(アクチノマイセス属菌)
和名 放線菌,分枝菌
◎性状と特徴
Actinomyces spp.は,非芽胞形成の偏性嫌気性グラム陽性桿菌であり,47の種,4の亜種が登録されている(2017年11月現在)1).
①分岐した細長い菌糸を形成するため,細菌と真菌の中間型の性状を有する.非抗酸性で鞭毛,芽胞,莢膜は形成しない2).
和名 放線菌,分枝菌
◎性状と特徴
Actinomyces spp.は,非芽胞形成の偏性嫌気性グラム陽性桿菌であり,47の種,4の亜種が登録されている(2017年11月現在)1).
①分岐した細長い菌糸を形成するため,細菌と真菌の中間型の性状を有する.非抗酸性で鞭毛,芽胞,莢膜は形成しない2).
参考文献
1)LPSN bacterio. net : List of prokaryotic names with standing in nomenclature(http://www.bacterio.net/)(2017年12月19日アクセス)
2)東匡伸,他(編):シンプル微生物,第5版.南江堂,pp189-190,2012
3)落合邦康,他:口腔細菌(アクチノマイセスActinomyces),日本細菌学会(http://jsbac.org/youkoso/actinomyces.html)(2017年11月12日アクセス)
4)徳元伸行,他:クラリスロマイシンが奏効した難治性腸管放線菌症の1例.日臨外会誌 68:2558-2564,2007
5)青木正,他:IUDと放線菌感染.日臨細胞会誌 21:535-540,1982
6)Gilbert DN,他(編):サンフォード感染症治療ガイド2016,第46版.ライフ・サイエンス出版,2016
7)J Glob Antimicrob Resist, 2017[PMID:28109846]
8)Microb Drug Resist, 2003[PMID:12959408]
9)J Antimicrob Chemother, 2005[PMID:15972310]
掲載誌情報