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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

増刊号 感染症クイックリファレンス

原因微生物 ウイルス

Influenzavirus

著者: 大楠清文1

所属機関: 1東京医科大学微生物学分野

ページ範囲:P.274 - P.275

文献概要

学名 Influenzavirus

和名 インフルエンザウイルス

◎分類

 Influenzavirusは,オルトミクソウイルス科に属し,抗原性の違いによってA,B,C型に分類される.A型ウイルスは,赤血球凝集素(hemagglutinin:HA)とノイラミニダーゼ(neuraminidase:NA)の抗原性により,亜型に分けられる.現在,HA抗原型には16種(H1〜H16),NA抗原型には9種(N1〜N9)が知られている.ウイルスの抗原性はHAとNAの組み合わせで決まり,さまざまな動物種に感染して病気を起こす.これまでにヒトから分離されたウイルス株では,H1N1,H2N2,H3N2の3種類が主体である.B型とC型に亜型は存在しない.

参考文献

●栗村敬:医科ウイルス学.南江堂,pp316-320,2009
●南嶋洋一:系統看護学講座 微生物学.医学書院,pp308-311,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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