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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

文献概要

増刊号 感染症クイックリファレンス 臓器 呼吸器・頭頸部

市中肺炎

著者: 森永康平1

所属機関: 1獨協医科大学総合診療科

ページ範囲:P.290 - P.292

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◎定義

 実臨床では急性経過での呼吸器症状を伴い,単純X線やCTにて画像上に肺のすりガラス影や浸潤影などを認める際に,暫定的に“肺炎”として扱う場合が多い.臨床上頻度が高く,また問題となるのは感染性,特に細菌性肺炎である.罹患場所により市中肺炎と院内肺炎に大別され,市中肺炎は病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎と定義される.一方,院内肺炎はなんらかの病気,例えば癌や脳卒中の治療などで入院中の患者に発症したものであるが,介護施設に入所中であったり,自宅には居るものの寝たきりで介護が必要な方,定期的な人工透析が必要な方などに発症したものを医療介護関連肺炎という.ここでは市中肺炎について概説する.

参考文献

1)日本呼吸器学会:成人市中肺炎診療ガイドライン,2007
2)日本呼吸器学会:成人肺炎診療ガイドライン2017,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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