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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

増刊号 感染症クイックリファレンス

臓器 骨・関節

骨髄炎

著者: 石井隆弘1

所属機関: 1沖縄協同病院総合内科

ページ範囲:P.332 - P.333

文献概要

◎定義・疫学

 骨髄炎は骨の感染症であり,進行性の骨破壊と腐骨形成を特徴とする難治性感染症のうちの1つである.

 骨髄炎は,経過から“急性(腐骨形成前の骨髄炎)”と“慢性(腐骨形成後の骨髄炎)”に分類され,感染経路から“血行性”と“直接波及性”に分類される.血行性骨髄炎は成人よりも小児に多く,好発部位は小児では長管骨(脛骨,大腿骨,上腕骨など),成人では椎体である.直接波及性の骨髄炎は,外傷(開放骨折など),手術,褥瘡感染,糖尿病性足感染症に続発する骨髄炎であり,成人でみられることが多い.

参考文献

1)Clin Infect Dis, 2015[PMID:26229122]
2)Bennett JE, et al : Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 8th ed. Elsevier, Philadelphia, pp1318-1327, 2014
3)N Engl J Med, 2010[PMID:20237348]
4)Infect Dis Clin North Am, 2017[PMID:28483044]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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