文献詳細
増刊号 感染症クイックリファレンス
臓器 骨・関節
文献概要
◎定義・疫学
骨髄炎は骨の感染症であり,進行性の骨破壊と腐骨形成を特徴とする難治性感染症のうちの1つである.
骨髄炎は,経過から“急性(腐骨形成前の骨髄炎)”と“慢性(腐骨形成後の骨髄炎)”に分類され,感染経路から“血行性”と“直接波及性”に分類される.血行性骨髄炎は成人よりも小児に多く,好発部位は小児では長管骨(脛骨,大腿骨,上腕骨など),成人では椎体である.直接波及性の骨髄炎は,外傷(開放骨折など),手術,褥瘡感染,糖尿病性足感染症に続発する骨髄炎であり,成人でみられることが多い.
骨髄炎は骨の感染症であり,進行性の骨破壊と腐骨形成を特徴とする難治性感染症のうちの1つである.
骨髄炎は,経過から“急性(腐骨形成前の骨髄炎)”と“慢性(腐骨形成後の骨髄炎)”に分類され,感染経路から“血行性”と“直接波及性”に分類される.血行性骨髄炎は成人よりも小児に多く,好発部位は小児では長管骨(脛骨,大腿骨,上腕骨など),成人では椎体である.直接波及性の骨髄炎は,外傷(開放骨折など),手術,褥瘡感染,糖尿病性足感染症に続発する骨髄炎であり,成人でみられることが多い.
参考文献
1)Clin Infect Dis, 2015[PMID:26229122]
2)Bennett JE, et al : Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 8th ed. Elsevier, Philadelphia, pp1318-1327, 2014
3)N Engl J Med, 2010[PMID:20237348]
4)Infect Dis Clin North Am, 2017[PMID:28483044]
掲載誌情報