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増刊号 感染症クイックリファレンス 臓器 その他
免疫不全に対する抗微生物薬の予防投与
著者: 冲中敬二1
所属機関: 1国立がん研究センター東病院総合内科
ページ範囲:P.348 - P.349
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ここでは免疫不全を以下の4つのカテゴリーに分けて考える.これらに分類することが目の前の症例の原因微生物の鑑別に役立つ.
①好中球減少
抗癌剤治療や血液腫瘍などで好中球の減少や機能不全をきたした状態.Pseudomonas aeruginosa▲21などの細菌に加え,高度の好中球減少(>100/μL)が7〜10日を超えて持続するとCandida spp.▲34やAspergillus spp.▲36などの真菌が問題となる.Human herpesvirus▲38などの再活性化にも注意が必要である.
ここでは免疫不全を以下の4つのカテゴリーに分けて考える.これらに分類することが目の前の症例の原因微生物の鑑別に役立つ.
①好中球減少
抗癌剤治療や血液腫瘍などで好中球の減少や機能不全をきたした状態.Pseudomonas aeruginosa▲21などの細菌に加え,高度の好中球減少(>100/μL)が7〜10日を超えて持続するとCandida spp.▲34やAspergillus spp.▲36などの真菌が問題となる.Human herpesvirus▲38などの再活性化にも注意が必要である.
参考文献
●Clin lnfect Dis, 2011[PMID:21258094]
●日本臨床腫瘍学会:発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第2版.南江堂,2017
●J Clin Oncol, 2013[PMID:23319691]
●J Natl Compr Canc Netw, 2016[PMID:27407129]
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