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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻3号

2018年03月発行

文献概要

増刊号 感染症クイックリファレンス 臓器 その他

免疫不全に対する抗微生物薬の予防投与

著者: 冲中敬二1

所属機関: 1国立がん研究センター東病院総合内科

ページ範囲:P.348 - P.349

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◎病態・原因微生物

 ここでは免疫不全を以下の4つのカテゴリーに分けて考える.これらに分類することが目の前の症例の原因微生物の鑑別に役立つ.
①好中球減少

 抗癌剤治療や血液腫瘍などで好中球の減少や機能不全をきたした状態.Pseudomonas aeruginosa▲21などの細菌に加え,高度の好中球減少(>100/μL)が7〜10日を超えて持続するとCandida spp.▲34やAspergillus spp.▲36などの真菌が問題となる.Human herpesvirus▲38などの再活性化にも注意が必要である.

参考文献

●Clin lnfect Dis, 2011[PMID:21258094]
●日本臨床腫瘍学会:発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第2版.南江堂,2017
●J Clin Oncol, 2013[PMID:23319691]
●J Natl Compr Canc Netw, 2016[PMID:27407129]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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