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増刊号 感染症クイックリファレンス 薬剤
βラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン
著者: 前田真之1
所属機関: 1昭和大学薬学部臨床薬学講座感染制御薬学部門
ページ範囲:P.352 - P.353
文献購入ページに移動◎作用機序
①ABPCは,細胞壁(ペプチドグリカン)の合成酵素であるペニシリン結合蛋白(penicillin-binding protein:PBP)のトランスペプチダーゼ活性部位に結合し,酵素活性を阻害することにより細菌細胞壁の生合成を阻害する.
②SBTは,細菌が産生するβラクタマーゼに結合し,不可逆的な阻害作用を示す.また,細菌のPBPへの結合能も有している.
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