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FOCUS
細胞検査士の今後の展望
著者: 伊藤仁1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院病理検査技術科
ページ範囲:P.440 - P.441
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細胞検査士は,日本臨床細胞学会および日本臨床検査医学会が認定する資格で,毎年1回行われる資格認定試験は合格率が平均30%程度1)の難関である.細胞検査士資格認定試験は2017年で50回目を迎えたが,現在全国に約7,450名(実数)1)の細胞検査士がおり,主に医療機関や検査所などで仕事に従事している.細胞検査士を取り巻く環境は急速に変化してきているが,細胞診を用いた子宮頸がん検診など,まだまだその重要性に変わりはないのも事実である.予防医学的なHPV(human papillomavirus)ワクチンが停滞ぎみのわが国では,検診による早期発見がどのような治療よりも治癒率の向上に貢献するものであり,細胞検査士は現在でも変わることなく,顕微鏡で癌や前癌病変を探し出し,治療に結びつけている.
細胞検査士は,日本臨床細胞学会および日本臨床検査医学会が認定する資格で,毎年1回行われる資格認定試験は合格率が平均30%程度1)の難関である.細胞検査士資格認定試験は2017年で50回目を迎えたが,現在全国に約7,450名(実数)1)の細胞検査士がおり,主に医療機関や検査所などで仕事に従事している.細胞検査士を取り巻く環境は急速に変化してきているが,細胞診を用いた子宮頸がん検診など,まだまだその重要性に変わりはないのも事実である.予防医学的なHPV(human papillomavirus)ワクチンが停滞ぎみのわが国では,検診による早期発見がどのような治療よりも治癒率の向上に貢献するものであり,細胞検査士は現在でも変わることなく,顕微鏡で癌や前癌病変を探し出し,治療に結びつけている.
参考文献
1)公益社団法人日本臨床細胞学会:公益社団法人日本臨床細胞学会平成28年度第3回理事会議事録1(http://jscc.or.jp//jimukyoku/gijiroku/)(2018年1月16日アクセス)
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