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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻4号

2018年04月発行

文献概要

技術講座 一般

全自動尿中有形成分分析装置を使いこなす

著者: 田中雅美1 宿谷賢一1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.458 - P.463

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Point

●全自動尿中有形成分分析装置の測定原理は,大きく分けるとフローサイトメトリー法と画像解析法があり,分析装置ごとに性能が異なる.

●尿中に認める成分は多種多様で,全ての成分を分析装置で分類することはできないため,尿沈渣検査(目視法)との併用運用となる.

●全自動尿中有形成分分析装置の使用時は目視鏡検(尿沈渣鏡検)を実施する再検基準を設け,運用ロジックを構築する必要がある.

参考文献

1)社団法人日本臨床衛生検査技師会(編):尿沈渣検査法2010.日本臨床衛生検査技師会,2011
2)米山正芳:各検査領域におけるフローサイトメトリーの活用 一般検査 尿沈渣検査.Med Technol 44:741-744,2016
3)菊池春人:尿沈渣自動分析装置の歴史と現状.臨病理レビュー 140:139-144,2007
4)米山正芳,渡邉卓:尿沈渣検査の自動化の効果的な運用法—システムロジックについて.臨病理レビュー 140:150-155,2007
5)宿谷賢一,下澤達雄:尿中有形成分分析装置の運用の工夫.医療と検機器・試薬 35:721-723,2012
6)田中雅美,宿谷賢一,横田浩充,他:採尿時における温水洗浄装置の有用性.医学検査 59:811-814,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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