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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻5号

2018年05月発行

文献概要

病気のはなし

胃癌

著者: 江郷茉衣1 小田一郎1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院内視鏡科

ページ範囲:P.514 - P.518

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Point

●胃癌の原因は生活習慣に加えて,ヘリコバクターピロリ菌の持続感染が指摘されており,ヘリコバクターピロリ菌の感染者に対しては除菌療法が推奨される.

●わが国で胃癌は最も罹患率の高い悪性腫瘍であり,男性で最多,女性では3位である.人口の高齢化に伴い罹患者数は増加傾向を示しているが,以前に比べると死亡率は低下傾向にある.

●今日わが国で発見される胃癌のほぼ半数が早期胃癌であり,そのうちリンパ節転移の可能性が極めて少ない早期胃癌は内視鏡治療が可能である.Stage Ⅰの5年生存率は97.3%であるのに対し,遠隔転移を認めるStage Ⅳの進行胃癌の5年生存率は7.3%である.

参考文献

1)国立がん研究センターがん情報サービス:最新がん統計,2017(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)(2018年2月5日アクセス)
2)日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約,第15版.金原出版,2017
3)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン 医師用2014年5月改訂,第4版.金原出版,2014(http://jgca.jp/guideline/fourth/category2-c.html#H1_C)(2018年2月5日アクセス)
4)国立がん研究センターがん情報サービス:胃がん 治療(https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/treatment.html)(2018年2月5日アクセス)
5)国立がん研究センターがん情報サービス:胃がん 治療の選択(https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/treatment_option.html)(2018年2月5日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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