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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻5号

2018年05月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

ファンギフローラY・Papanicolaou重染色—真菌形態を確認したいが細胞診標本が1枚しかない場合

著者: 植田清文1

所属機関: 1近畿大学医学部附属病院病院病理部

ページ範囲:P.598 - P.599

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はじめに

 細胞診標本で真菌様成分が認められた場合,真菌形態を確認するためにGrocott染色が行われる.Grocott染色は真菌検出を目的にした優れた染色法であるが,標本がPapanicolaou染色標本1枚しかない場合,それをGrocott染色してしまうと,Papanicolaou染色標本がなくなることになるので躊躇する.今回,Papanicolaou染色と重染色できる簡便な真菌染色キットであるファンギフローラY(トラストメディカル社)について,その工夫を含めて紹介する.

参考文献

1)古田朋子,木村雅友,大塚佳世,他:アスペルギルス症の1例—真菌用蛍光染色液を用いた重染色の試み.日臨細胞会誌 36:39-43,1997
2)植田清文,木村雅友,土橋千琴,他:アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎の1例.日臨細胞会誌 51:290-294,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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