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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻6号

2018年06月発行

文献概要

病気のはなし

百日咳

著者: 岡田賢司1

所属機関: 1福岡看護大学基礎・基礎看護部門,基礎・専門基礎分野

ページ範囲:P.610 - P.614

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Point

●感染症法での患者報告方法が改訂され,百日咳は5類感染症・全数把握疾患となった.

●従来の診断基準では確定できない症例もあったため,報告には検査での確定が必要となった.

●LAMP法および百日咳菌に対するIgM抗体,IgA抗体測定が新たに保険収載された.

参考文献

1)健康局結核感染症課:百日咳に係る届出基準等の改正について(案).第21回厚生科学審議会感染症部会 平成29年6月19日資料,2017(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/shiryou3.pdf)(2018年3月2日アクセス)
2)国立感染症研究所:百日咳 2017年1月現在.IASR 38:23-24,2017(https://www.niid.go.jp/niid/ja/pertussis-m/pertussis-iasrtpc/7075-444t.html)(2018年3月2日アクセス)
3)尾内一信,岡田賢司,黒崎知道(監):小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017.協和企画,2017
4)Notomi T, Okayama H, Masubuchi H, et al : Loop-mediated isothermal amplification of DNA. Nucleic Acids Res 28:E63,2000
5)岡田賢司,田中正章,宗稔:小児科医療従事者における百日咳血清疫学の前方視・縦断研究.日小児会誌 119:1643-1650,2015-11

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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