文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
脂質異常症
著者: 蔵野信1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.640 - P.647
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●脂質異常症関連の検査値は,総コレステロール(TC),中性脂肪(TG),LDL-コレステロール(LDL-C),HDL-コレステロール(HDL-C)がルーチン検査では汎用される.
●LDL-C,HDL-Cは,著しい高TG血症では測定系の問題により正確に測定できない場合がある.
●脂質異常症関連の検査値は,生活習慣により異常をきたす他,遺伝的な要因による原発性脂質異常症やほかの疾患による二次性脂質異常症により異常をきたしている場合も多く,ほかの検査値も参考に病態を判断しなければならない.
●脂質異常症関連の検査値は,総コレステロール(TC),中性脂肪(TG),LDL-コレステロール(LDL-C),HDL-コレステロール(HDL-C)がルーチン検査では汎用される.
●LDL-C,HDL-Cは,著しい高TG血症では測定系の問題により正確に測定できない場合がある.
●脂質異常症関連の検査値は,生活習慣により異常をきたす他,遺伝的な要因による原発性脂質異常症やほかの疾患による二次性脂質異常症により異常をきたしている場合も多く,ほかの検査値も参考に病態を判断しなければならない.
参考文献
1)日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版.ナナオ企画,2017
2)蔵野信,塚本和久:リポ蛋白の構造と機能.日臨 71:48-53,2013
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