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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻7号

2018年07月発行

FOCUS

可溶性フィブリン(SF)の深部静脈血栓症の診断における有用性

著者: 勝部瑞穂1 三島清司2

所属機関: 1島根大学医学部地域医療教育学講座 2島根大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.750 - P.753

文献概要

はじめに

 深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)とは,四肢または骨盤部の深部静脈に生じる血栓症であり,血管内に生じた血栓が血管壁から剝がれ肺の血管へ流れて詰まる肺血栓塞栓症(pulmonary embolism:PE)の原因ともなる.一般的にはエコノミー症候群とも呼ばれ,大震災後の突然死の原因としても注目されている.

参考文献

1)北島勲:血栓症早期発見へ向けたモニタリング—可溶性フィブリン(SF)・フィブリンモノマー複合体(FMC)の活用.日臨検自動化会誌 36:236-242,2011
2)和田英夫,松本剛史,山下芳樹:フィブリン関連マーカーと血栓症の診断.臨検 58:955-960,2014
3)高木明,小嶋哲人:凝固関連血液マーカーの臨床応用とその特徴.Geriatr Med 50:1171-1174,2012
4)日本循環器学会,日本医学放射線学会,日本胸部外科学会,他(編):循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2009年改訂版),2009
5)家子正裕,中林透,垂水隆志:血栓性病態における可溶性フィブリン測定の診断的有用性とモノクローナル抗体F405を用いた新しい可溶性フィブリン測定試薬について.医と薬学 48:577-586,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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