文献詳細
文献概要
技術講座 病理 シリーズ 免疫染色(IHC/ICC)の基礎・1
免疫染色とは:オーバービュー
著者: 柳田絵美衣12
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
ページ範囲:P.754 - P.764
文献購入ページに移動●原点:免疫染色の原点は,感染から獲得される“免疫”の仕組みであり,組織切片上や細胞上で抗原抗体反応を利用した方法である.
●種類:直接法と間接法の2種類の方法があり,“何を用いて可視化するか?”により,酵素抗体法や蛍光抗体法などの種類に分けられる.
●意義:病変の良性・悪性の判定や,細胞の由来,性質などを知ることができ,病理診断の補助的手段となる.さらに近年では,分子標的治療薬の適応を確認する目的でも用いられ,治療薬の選択にもかかわる重要な検査となっている.
参考文献
掲載誌情報