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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻8号

2018年08月発行

文献概要

技術講座 病理 シリーズ 免疫染色(IHC/ICC)の基礎・2

免疫染色の実際① 染色前準備

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.838 - P.846

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Point

●免疫染色では特に固定液,固定時間が肝である.

●切片の伸展温度と伸展時間が染色性に影響する.

●伸展後は確実に切片を乾燥させることで切片の剝離を防止できる.

●2016年にセルブロック法による標本作製が860点で保険収載されたことにより,セルブロック法による免疫染色も増えてきた.

参考文献

1)日本病理学会・ゲノム病理診断検討委員会/ゲノム病理組織取扱い規約委員会作成:ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程.一般社団法人日本病理学会,2016
2)ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程ワーキンググループ作成:ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程.一般社団法人日本病理学会,2018
3)乳がんHER2検査病理部会作成:HER2検査ガイド 乳癌編,第四版.乳がんHER2検査病理部会,2014
1)松原修,鴨志田伸吾,大河戸光章,他:最新臨床検査学講座 病理学/病理検査学.医歯薬出版,2016
2)名倉宏,長村義之,堤寛,他(編):改訂四版 渡辺・中根 酵素抗体法.学際企画,2005
3)国立がん研究センター内科レジデント(編):がん診療レジデントマニュアル第7版.医学書院,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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