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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った② 陽性対照組織も検体組織も染色されない

脱パラフィンに問題がある

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.930 - P.930

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脱パラフィン不足

■原理・原因

 パラフィンはロウと同じく石油から分離された白色半透明の固体であるため,疎水性である.試薬や抗体溶液は水溶性であるため,疎水性のパラフィン上でははじかれてしまう.そのため,パラフィンが組織上に残存していると試薬や抗体溶液が組織や細胞に浸透できず,染色されない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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