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文献概要
増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った③ 染色にムラがある
検体処理に問題がある
著者: 山田寛1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
ページ範囲:P.952 - P.959
文献購入ページに移動切片の厚さにムラがある
■原理・原因
薄切切片の作製は通常3〜4μmの厚さで行われる.しかし,ミクロトームのネジの緩みや滑走台の歪み,ミクロトーム刃の品質,ブロックの冷やし方など,多くの原因で切片に薄切ムラが現れる.これは薄切の際にブロックの切り始めから,切り終わりまでの間にパラフィンの膨張率が変わったり,ミクロトーム刃がブロック上で動いてしまったりすることが原因である(図1).
■原理・原因
薄切切片の作製は通常3〜4μmの厚さで行われる.しかし,ミクロトームのネジの緩みや滑走台の歪み,ミクロトーム刃の品質,ブロックの冷やし方など,多くの原因で切片に薄切ムラが現れる.これは薄切の際にブロックの切り始めから,切り終わりまでの間にパラフィンの膨張率が変わったり,ミクロトーム刃がブロック上で動いてしまったりすることが原因である(図1).
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