icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った③ 染色にムラがある

検体処理に問題がある

著者: 山田寛1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.952 - P.959

文献購入ページに移動
切片の厚さにムラがある

■原理・原因

 薄切切片の作製は通常3〜4μmの厚さで行われる.しかし,ミクロトームのネジの緩みや滑走台の歪み,ミクロトーム刃の品質,ブロックの冷やし方など,多くの原因で切片に薄切ムラが現れる.これは薄切の際にブロックの切り始めから,切り終わりまでの間にパラフィンの膨張率が変わったり,ミクロトーム刃がブロック上で動いてしまったりすることが原因である(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?