icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った③ 染色にムラがある

抗体の取り扱いに問題がある

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.963 - P.963

文献購入ページに移動
抗体の混和不足

■原理・原因

 一次抗体を希釈して使用する際に,希釈用の緩衝液と一次抗体が混和不十分だった場合,溶液内の濃度が不均一になる.溶液内において,一次抗体の濃度に差が生まれると,組織や細胞上に載せた溶液も濃度が不均一となり,抗原抗体反応に差が出てしまう.つまり,反応する抗体が不足していると,抗原抗体反応が十分にできないため,抗体濃度が高い部分では濃く染まり,抗体濃度が低い部分では薄く染まってしまう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら