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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った④ バックグラウンドが強い

抗原賦活処理に問題がある

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.970 - P.971

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抗原賦活処理が強すぎる

■原理・原因

 過剰な抗原賦活処理は,目的の抗原以外をも賦活化してしまい過染色の原因となる.加熱処理による抗原賦活化では,処理時間が長いほど賦活処理は強くなり,使用する緩衝液の選択でもpH6.0クエン酸緩衝液よりもpH 8.0 EDTA(ethylenediaminetetraacetic acid)液を使用した場合に賦活強度が増す.

参考文献

1)乳がんHER2検査病理部会:抗HER2薬の適正な症例選択のためのHER2検査ガイド 乳癌編,第四版.乳がんHER2検査病理部会,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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