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増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った④ バックグラウンドが強い
抗原賦活処理に問題がある
著者: 柳田絵美衣12
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
ページ範囲:P.970 - P.971
文献購入ページに移動■原理・原因
過剰な抗原賦活処理は,目的の抗原以外をも賦活化してしまい過染色の原因となる.加熱処理による抗原賦活化では,処理時間が長いほど賦活処理は強くなり,使用する緩衝液の選択でもpH6.0クエン酸緩衝液よりもpH 8.0 EDTA(ethylenediaminetetraacetic acid)液を使用した場合に賦活強度が増す.
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