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増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った⑤ 切片の剝離が激しい
薄切に問題がある
著者: 山田寛1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
ページ範囲:P.982 - P.985
文献購入ページに移動薄切時のメス傷
■原理・原因
パラフィンブロック薄切時,組織に石灰化や縫合糸などが含まれていると,ミクロトーム刃に傷が入る.そのまま薄切を続けた場合,薄切切片にメス傷が入る(図1).その切片をそのまま免疫染色に利用すると,脱パラフィン工程時や熱賦活,酵素処理などの前処理段階や染色時に,メス傷の部分から切片がめくれ剝がれてくる.
■原理・原因
パラフィンブロック薄切時,組織に石灰化や縫合糸などが含まれていると,ミクロトーム刃に傷が入る.そのまま薄切を続けた場合,薄切切片にメス傷が入る(図1).その切片をそのまま免疫染色に利用すると,脱パラフィン工程時や熱賦活,酵素処理などの前処理段階や染色時に,メス傷の部分から切片がめくれ剝がれてくる.
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