icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った⑤ 切片の剝離が激しい

薄切に問題がある

著者: 山田寛1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.982 - P.985

文献購入ページに移動
薄切時のメス傷

■原理・原因

 パラフィンブロック薄切時,組織に石灰化や縫合糸などが含まれていると,ミクロトーム刃に傷が入る.そのまま薄切を続けた場合,薄切切片にメス傷が入る(図1).その切片をそのまま免疫染色に利用すると,脱パラフィン工程時や熱賦活,酵素処理などの前処理段階や染色時に,メス傷の部分から切片がめくれ剝がれてくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?