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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決 困った⑤ 切片の剝離が激しい

抗原賦活処理に問題がある

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.994 - P.994

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抗原賦活処理が強すぎる

■原理・原因

 抗原賦活処理を行うと,切片は熱や圧力などの物理的ダメージや,酸やアルカリ,蛋白分解などの化学的なダメージを受けることとなり,切片が縮小したり,細胞が溶解したり,スライドガラスから剝離したりする原因となる.特に,骨や歯などの硬組織はガラスに貼りつきにくく,少しの衝撃でさえ剝離を起こすことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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