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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 3章 免疫染色に強くなる! 免疫染色の極意

コントロールの設定

著者: 柳田絵美衣12 淺沼広子3 小山内翔祐4 中島真奈美5

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット 3札幌医科大学附属病院病理部 4王子総合病院臨床検査科 5独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター臨床検査科

ページ範囲:P.1054 - P.1061

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外部コントロールが染色者のミス疑惑を晴らす!

■検体切片と染色コントロール用切片は同じガラス上で染色する

 染色コントロールは,検体切片が“正しく染色されたのか”を判定・証明する目的で用いるため,検体切片と同じガラス上で染色することが重要となる(図1a,b).別々のガラス上で染色すると,“抗体のアプライ忘れ”“反応時間のズレ”などでガラス1枚1枚での染色条件が異なる可能性がある.

参考文献

1)伊藤智雄:免疫染色の精度管理.診断病理 29:179-187,2012
2)清水知浩,合田文,吹谷美佳,他:稀少症例ブロックを用いたwhole positive block作製法—免疫組織化学染色におけるコントロールブロックの応用.北臨技会誌 12:5-8,2014
1)Chan JK, Wong CS, Ku WT, et al : Reflections on the use of controls in immunohistochemistry and proposal for application of a multitissue spring-roll control block. Ann Diagn Pathol 4:329-336,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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