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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド 4章 ポイント解説 免疫染色の原理

用手法

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.1084 - P.1092

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原理・種類

■標識物質と発色剤

 酵素抗体法(免疫染色)は特異的反応を用いて,組織や細胞内の抗原性をもつ物質の局在を証明する免疫組織化学染色の手法の1つであり,抗体に酵素を標識する方法である.主に用いる酵素は西洋ワサビペルオキシダーゼ(horseradish peroxidase:HRP)とアルカリホスファターゼ(alkaline phosphatase:ALP)であり,各酵素に対応した発色剤がある.病理診断に用いる免疫組織化学染色は,HRPを標識酵素と3,3’-ジアミノベンジジン(3,3’-diaminobenzidine:DAB)で発色する方法が主流である.その他に酸ホスファターゼ,ガラクトシダーゼ,グルコースオキシダーゼなどがある.現在では,図1のようにさまざまな色調の発色剤が登場している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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