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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻9号

2018年09月発行

文献概要

増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド Column

Column.7 論文は世界共通の名刺! フリーアクセス

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所属機関:

ページ範囲:P.1097 - P.1097

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 免疫染色一筋で突っ走ってきた私は,オリジナルの免疫多重染色技術の論文をThe American Journal of Surgical Pathology誌(臨床の診断病理に関する雑誌では頂点の雑誌にあたる)に投稿し,採用された〔Yanagita E, Kamoshida S, Imagawa N, et al : Immunohistochemistry-based cell cycle detection (iCCD) : a novel system to visualize cell kinetics on formalin-fixed paraffin-embedded tissues. Am J Surg Pathol 36:769-773,2012〕.

 内容は免疫三重染色.細胞周期G1,M/G2/S期,アポトーシスにある細胞を酵素抗体法で染め分けたのは世界初!.これにより,正常と悪性の細胞状態が把握できるようになった.ちなみにこの三重染色は全工程で6時間ほど要する全用手法なのだ.毎晩夜中まで免疫三重染色のプロトコールを繰り返し,全く知識のない遺伝子の勉強をし,わからない英語と格闘……やっと書き上げた論文であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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