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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻10号

2019年10月発行

技術講座 病理

液状化検体細胞診(LBC)

著者: 香川昭博1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター病理診断科

ページ範囲:P.1182 - P.1186

文献概要

Point

●液状化検体細胞診(LBC)法は人為的塗抹不良による検体不適正(乾燥,厚塗り,塗抹ムラ)を防止できます.

●フィルター法と重力自然沈降法で原理の違いによる弱点があります.

●従来の直接塗抹法に比較して,LBC法では細胞の見え方が異なります.

●LBC法では標本作製後,保存液に残った細胞を2次利用することができます.

参考文献

1)尾崎聡:細胞診の精度向上を目指して 直接塗抹法・LBC法の基本と要点を整理する 症例から学ぶ 細胞診のポイント 婦人科(子宮頸部).Med Technol 42:674-679,2014
2)香川昭博,則松良明,寺本典弘,他:7種の臨床材料を使用した液状化検体細胞診3方法における細胞所見の比較.医学検査 66:60-67,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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