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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻10号

2019年10月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

脳波検査における開閉眼賦活法

著者: 小野澤裕也1

所属機関: 1北里大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.1232 - P.1237

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はじめに

 脳波検査の基本は安静・覚醒・閉眼状態での記録であるが,その状態では全く異常を認めないか,ごく軽度の異常しかみられないことも多い.そこで,賦活法を行うことにより,安静状態では明らかでない異常脳波の検出や生理的変化の観察を行う.日本臨床神経生理学会の検査指針では,開閉眼,閃光刺激,過呼吸,睡眠の4種類の賦活を行うことが望ましいとされている1)

参考文献

1)日本臨床神経生理学会臨床脳波検査基準改訂委員会:改訂臨床脳波検査基準2002.臨神生 31:221-242,2003
2)小野澤裕也:標準臨床脳波検査法.神奈川臨衛検技師会誌 45:17-41,2010
3)小野澤裕也:脳波賦活法.Amazon Services International,pp3-13,2018
4)大熊輝雄,松岡洋夫,上埜高志,他:臨床脳波学,第6版.医学書院,p50,pp107-110,pp320-322,2016
5)所司睦文,小野澤裕也:臨床脳波検査スキルアップ,第2版.金原出版,pp72-88,2017
6)星昭輝,武井茂樹,石田哲浩,他:電気生理検査技術者のための脳波計取扱の実際.日本光電工業第3版,pp61-63,2012
7)Silbert PL, Radhakrishnan K, Johnson J, et al : The significance of the phi rhythm. Electroencephalogr Clin Neurophysiol 95:71-76,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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