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技術講座 病理
病理組織を用いた抗酸菌感染症の診断
著者: 森藤哲史1 金羽美恵1 安井寛2
所属機関: 1洛和会音羽病院臨床検査部 2洛和会音羽病院病理診断科
ページ範囲:P.1282 - P.1286
文献購入ページに移動●病理組織学的には乾酪壊死を伴う類上皮肉芽腫が特徴である.
●抗酸菌はミコール酸を主体とした複合糖脂質の細胞壁を有し,一度色素で染色されると酸による脱色に抵抗性を示す.
●Fite法はオイル・キシレンを用いることで細胞壁の脂質成分を保護し,より安定した染色性が得られる.
●抗酸菌染色で組織中の菌体を検出することは診断意義が高い.
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