文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
鉄欠乏性貧血
著者: 鈴木隆浩1
所属機関: 1北里大学医学部血液内科
ページ範囲:P.1302 - P.1307
文献購入ページに移動Point
●鉄欠乏性貧血(IDA)は体内鉄絶対量の減少によって発症する貧血であり,貧血の原因として最も頻度が高い.
●血清鉄の低下,不飽和鉄結合能(UIBC)の増加,血清フェリチンの低下を伴う小球性低色素性貧血が認められるが,血清フェリチンの低下が最も重要な所見である.
●注意すべき鑑別疾患に慢性疾患に伴う貧血(ACD)があり,IDAとは血清フェリチンで鑑別される.
●IDAでは軽度の血小板増加がしばしば認められる.
●鉄欠乏性貧血(IDA)は体内鉄絶対量の減少によって発症する貧血であり,貧血の原因として最も頻度が高い.
●血清鉄の低下,不飽和鉄結合能(UIBC)の増加,血清フェリチンの低下を伴う小球性低色素性貧血が認められるが,血清フェリチンの低下が最も重要な所見である.
●注意すべき鑑別疾患に慢性疾患に伴う貧血(ACD)があり,IDAとは血清フェリチンで鑑別される.
●IDAでは軽度の血小板増加がしばしば認められる.
参考文献
1)日本鉄バイオサイエンス学会治療指針作成委員会(編):鉄剤の適正使用による貧血治療指針,改訂第3版.響文社,2015
1)鈴木隆浩:鉄欠乏性貧血.矢﨑義雄(編):内科学,第11版.朝倉書店,pp1932-1934,2017
掲載誌情報