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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻11号

2019年11月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

ウイルス遺伝子検査用の検体保存温度や期間について教えてください.

著者: 小笠原愛美1

所属機関: 1市立函館病院中央検査部遺伝子細胞生物検査センター

ページ範囲:P.1322 - P.1323

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Q ウイルス遺伝子検査用の検体保存温度や期間について教えてください.

A 感染症の原因となるウイルスや細菌には,ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)をはじめ,B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)やC型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV),結核菌など,多くの病原体が知られています.検査法には,培養法や血清学的検査法などがありますが,特にウイルスでは培養に時間がかかったり,培養が困難であったりするため,遺伝子検査が広く用いられています.検体として用いられる材料には,血清,血漿,喀痰,尿,糞便などさまざまなものがあります.

参考文献

1)JCCLS日本臨床検査標準協議会,JCCLS遺伝子関連検査標準化専門委員会:遺伝子関連検査検体品質管理マニュアルTentative Guideline(暫定文書)(http://www.jccls.org/techreport/tentative_guideline.pdf)(2019年8月8日アクセス)
2)シー・アール・シー:よくある検査のご質問「ウイルス遺伝子検査の採血後の保存条件を教えてください.」(http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/188.html)(2019年7月9日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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