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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻12号

2019年12月発行

文献概要

過去問deセルフチェック!

解答と解説

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所属機関:

ページ範囲:P.1409 - P.1409

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 近年の臨床検査技師国家試験問題から血液形態学を取り上げた.血液検査室の技師においては,まずこれらの細胞の全てを判定できなければならないが,それ以外の読者におかれてはいかがだろうか?全ての細胞を判定できただろうか?

 問題1のマクロファージは,単球から分化した細胞でほぼ全ての組織に存在し,各組織において特有の名称〔骨:破骨細胞,肝臓:クッパー(Kupffer)細胞,中枢神経:ミクログロリア,肺:肺胞マクロファージなど〕で呼ばれ,免疫応答や組織の恒常性の維持に関与している.各組織のマクロファージは骨髄から流入した単球が各組織において分化したものと考えられていたが,近年の研究において,常在している組織により,異なる3つの起源(卵黄囊,胎児肝臓,骨髄)をもつことが明らかになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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