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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻2号

2019年02月発行

文献概要

技術講座 病理

—step up編—コンパニオン診断としての肺癌遺伝子検査

著者: 羽場礼次1

所属機関: 1香川大学医学部附属病院病理診断科・病理部

ページ範囲:P.138 - P.144

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Point

●肺癌診療ではチーム医療へ参画するため,呼吸器内科医や外科医,病理医,検査技師で話し合いを積極的に行う.

●肺癌検体の取扱いでは,プレアナリシス段階の固定液,固定時間,固定法に関して自施設に適した方法を検討する.

●肺癌検体は1検体,1ブロックで作製後,HE染色検鏡後に通常の免疫染色に加え,コンパニオン診断用の未染色標本をオーダーする.

●EGFR,PD-L1,ALK,ROS1のコンパニオン診断は,手引き書を参考に決められた方法で検査を行い,評価や判定を行う.

参考文献

1)日本病理学会ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程策定ワーキンググループ:ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程,初版.日本病理学会,2018
2)日本肺癌学会バイオマーカー委員会:肺癌患者におけるEGFR遺伝子変異検査の手引き,第3.05版.日本肺癌学会,2016
3)日本肺癌学会・日本病理学会合同ALK-IHC精度管理ワーキンググループ:肺癌におけるALK免疫染色プラクティカルガイド,第1.2版.日本肺癌学会・日本病理学会,2016
4)日本肺癌学会バイオマーカー委員会:肺癌患者におけるROS1融合遺伝子検査の手引き,第1.0版.日本肺癌学会,2017
5)日本肺癌学会バイオマーカー委員会:肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き,第1.0版.日本肺癌学会,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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