文献詳細
増刊号 エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ
1章 心エコー
文献概要
Key Point
1.左房径と左房容積
①左房前後径,②短径,③長径,④左房容積,⑤左房容積係数
・斜め切りの場合,Mモード法では左房前後径(LAD)を過大評価するため,断層法で計測したほうがよい.
・心尖部四腔断面の長径・短径は,LADよりも実際の左房の大きさを反映する.
・左房容積(LAV)計測にはbiplane area-length法,またはbiplane disk summation法が推奨されている.
・LAVが最大になる心尖部四腔断面と心尖部二腔断面を描出し,肺静脈や左心耳を除いてトレースする.
・長径を決めるラインが偏っている場合は修正し,心尖部の2断面の長径差を5mm以内にする.
1.左房径と左房容積
①左房前後径,②短径,③長径,④左房容積,⑤左房容積係数
・斜め切りの場合,Mモード法では左房前後径(LAD)を過大評価するため,断層法で計測したほうがよい.
・心尖部四腔断面の長径・短径は,LADよりも実際の左房の大きさを反映する.
・左房容積(LAV)計測にはbiplane area-length法,またはbiplane disk summation法が推奨されている.
・LAVが最大になる心尖部四腔断面と心尖部二腔断面を描出し,肺静脈や左心耳を除いてトレースする.
・長径を決めるラインが偏っている場合は修正し,心尖部の2断面の長径差を5mm以内にする.
参考文献
1)種村正(編).解剖と正常像がわかる! エコーの撮り方完全マスター.医学書院 2014.
2)Lang RM, et al. J Am Soc Echocardiogr 2015;28:1-39.[PMID:25559473]
3)Daimon M, et al. Circ J 2008;72:1859-1866.[PMID:18827372]
掲載誌情報