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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻3号

2019年03月発行

増刊号 エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ

2章 血管エコー

下肢動脈

著者: 八鍬恒芳1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部超音波室

ページ範囲:P.448 - P.459

文献概要

Key Point

1.下肢動脈血流波形
①収縮期加速時間,②波形パターンの分類(Ⅰ〜Ⅳ),③収縮期最高血流速度

・パルスドプラにて総大腿動脈.膝窩動脈,後脛骨動脈.足背動脈の血流波形を捉える.

・得られた各部位の血流波形から,収縮期加速時間(AT),収縮期最高血流速度を計測する.部位によって波形パターンの分類を行う.

・ATの延長や波形パターンの変化が計測部位で認められたら,その計測部位より中枢側で狭窄・閉塞の有無を疑う.

参考文献

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2)種村正(編).解剖と正常像がわかる! エコーの撮り方完全マスター.医学書院 2014.
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2)Jaff MR, et al. Ann Vasc Dis 2015;8:343-357.[PMID:26730266]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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