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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻4号

2019年04月発行

文献概要

技術講座 生理

—step up編—呼吸機能検査を行う技師に必要な画像診断検査の知識

著者: 髙井大哉1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.520 - P.526

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Point

●閉塞性換気障害の代表である気腫有意の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では,胸部X線写真において横隔膜位の低下,肺の透過性の亢進,肋間の開大がみられる.

●肺活量の減少は重度のCOPDや間質性肺炎などでみられる.前回値から急激に肺活量が減って,画像の異常(間質性肺炎の増悪,無気肺,胸水の貯留)などがみられれば,ただちに主治医に連絡すべきである.

●気胸や肺結核は呼吸機能検査の禁忌である.典型的な画像を示したので,見かけた際には検査前に主治医に問い合わせる.

参考文献

1)大場覚:X線コントラスト.日本医師会(編):胸部X線写真のABC.日本医師会,pp19-55,1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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