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技術講座 生理
—step up編—呼吸機能検査を行う技師に必要な画像診断検査の知識
著者: 髙井大哉1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.520 - P.526
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●閉塞性換気障害の代表である気腫有意の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では,胸部X線写真において横隔膜位の低下,肺の透過性の亢進,肋間の開大がみられる.
●肺活量の減少は重度のCOPDや間質性肺炎などでみられる.前回値から急激に肺活量が減って,画像の異常(間質性肺炎の増悪,無気肺,胸水の貯留)などがみられれば,ただちに主治医に連絡すべきである.
●気胸や肺結核は呼吸機能検査の禁忌である.典型的な画像を示したので,見かけた際には検査前に主治医に問い合わせる.
●閉塞性換気障害の代表である気腫有意の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では,胸部X線写真において横隔膜位の低下,肺の透過性の亢進,肋間の開大がみられる.
●肺活量の減少は重度のCOPDや間質性肺炎などでみられる.前回値から急激に肺活量が減って,画像の異常(間質性肺炎の増悪,無気肺,胸水の貯留)などがみられれば,ただちに主治医に連絡すべきである.
●気胸や肺結核は呼吸機能検査の禁忌である.典型的な画像を示したので,見かけた際には検査前に主治医に問い合わせる.
参考文献
1)大場覚:X線コントラスト.日本医師会(編):胸部X線写真のABC.日本医師会,pp19-55,1990
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