文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
肝癌
著者: 今村潤1
所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院肝臓内科
ページ範囲:P.528 - P.533
文献購入ページに移動●肝癌は主に肝細胞癌を指し,慢性肝炎・肝硬変などなんらかの肝疾患を背景に発生するという特徴をもつ.
●治療法は種々あり,腫瘍の状態および肝機能を考慮して決められるため,検査値が重要となる.
●肝機能を評価するために,血清アルブミン,血清ビリルビン,プロトロンビン活性の測定は必須である.
●病勢および治療効果の評価のために,腫瘍マーカーであるα-フェトプロテイン(AFP)とPIVKA-Ⅱが用いられており,大変役立つ.
参考文献
掲載誌情報