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ドライアイスを入れて凍結検体を輸送する場合,凝固検査にどのような影響がでますか?
著者: 中田正人1
所属機関: 1彩の国東大宮メディカルセンター臨床検査科
ページ範囲:P.540 - P.541
文献購入ページに移動A 凍結検体を輸送するときには一般的にドライアイスが用いられます.ドライアイスは二酸化炭素の個体で,−78.5℃で昇華し炭酸ガスを放出します.そのため,検体輸送に使用するBOX内では時間の経過とともに炭酸ガス分圧が上昇します.その際,炭酸ガスが検体中に溶け込んでしまうとpHが低下し凝固検査に影響を与えますが,容器内の検体と炭酸ガスが適切に分離されていれば影響は生じません.
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