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病気のはなし
睡眠時無呼吸症候群
著者: 石黒俊彦1
所属機関: 1愛語会 要クリニック
ページ範囲:P.564 - P.568
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●睡眠時無呼吸症候群(SAS)は1976年にGuilleminaultらが提唱した疾患であるが,有病率が高く心血管疾患などさまざまな全身疾患を惹起することから最近ではcommon diseaseとして認識されるようになった.
●2014年に改訂された睡眠障害国際分類第3版(ICDS-3)では睡眠関連呼吸障害群のなかで閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)障害群,中枢性SASなどに分類されるが,臨床現場で遭遇するほとんどがOSAである.
●SASの診断,治療には検査技師の高度な知識,技術,経験が必要とされ,その役割は極めて重要である.
●睡眠時無呼吸症候群(SAS)は1976年にGuilleminaultらが提唱した疾患であるが,有病率が高く心血管疾患などさまざまな全身疾患を惹起することから最近ではcommon diseaseとして認識されるようになった.
●2014年に改訂された睡眠障害国際分類第3版(ICDS-3)では睡眠関連呼吸障害群のなかで閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)障害群,中枢性SASなどに分類されるが,臨床現場で遭遇するほとんどがOSAである.
●SASの診断,治療には検査技師の高度な知識,技術,経験が必要とされ,その役割は極めて重要である.
参考文献
1)百村伸一,赤柴恒人,麻野井英次,他:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008-2009年度合同研究班報告)循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン,2012/11/28更新版.Circulation Journal 74(Supple Ⅱ):963-1051,2010
2)榊原博樹:2.睡眠障害の診断のための補助検査 5)携帯型装置による簡易検査の適応と限界.日本睡眠学会(編):改訂版 臨床睡眠検査マニュアル.ライフ・サイエンス,pp96-101,2016
3)八木朝子:我が国における睡眠ポリグラフ検査(PSG)の現状.医学検査 65:1-11,2016
4)米国睡眠医学会(著),日本睡眠学会診断分類委員会(訳):睡眠障害国際分類,第3版.ライフ・サイエンス,pp26-32,2018
5)米国睡眠医学会(著),日本睡眠学会(監訳):AASMによる睡眠および随伴イベントの判定マニュアル VERSION 2.3.ライフ・サイエンス,pp55-60,2017
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