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文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻5号

2019年05月発行

臨床医からの質問に答える

パラフィンブロックから病理組織診断とゲノム検査の両方の検査を両立させるには?

著者: 赤羽俊章1 山口朋美2 柳田絵美衣3 西田ゆかり4 西原広史3 谷本昭英14

所属機関: 1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科腫瘍学講座病理学分野 2北斗病院病理遺伝子診断科 3慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット 4鹿児島大学病院病理部・病理診断科

ページ範囲:P.627 - P.630

文献概要

はじめに

 今回,私(赤羽)が執筆するテーマは,“パラフィンブロックから病理組織診断とゲノム検査の両方の検査を両立させるには?”です.では,いきなり答えですが,完全に両立させる方法はありません……としてしまうと終ってしまいます.ですから頑張って続きを書きます.この病理組織診断とゲノム検査は,相反します.完全にそれぞれを理想的な状態で両立させるという意味では,“ありません”ということになってしまうわけです.というわけで,それぞれの落とし所を模索しながら本稿で述べたいと思います.

参考文献

1)山田寛,今川誠:困った① 検体組織だけが染色されない 検体処理に問題がある.検と技 46:920-926,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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