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連載 生理検査のアーチファクト・24
—MRI検査④—磁化率のアーチファクト
著者: 高倉有12 佐藤英介3 磯辺智範4
所属機関: 1取手北相馬保健医療センター医師会病院放射線科 2筑波大学大学院人間総合科学研究科 3順天堂大学保健医療学部 4筑波大学医学医療系
ページ範囲:P.638 - P.641
文献購入ページに移動図1a,bは,頭部のMR画像(高速スピンエコー法:T1強調横断像,矢状断像)である.口部,鼻部,眼部にかけて画像が歪み,欠損している(○).図1cは,同一被検者の単純X線撮影頸椎側面像であり,口腔内に多数の金属(歯科補綴物)を認める(○).MR画像に現れた歪み・欠損(図1,○)は,一般的には金属アーチファクト,厳密にいえば金属による磁化率アーチファクトと呼ばれる.どのような原理でこのアーチファクトが現れるのであろうか?
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