icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術47巻5号

2019年05月発行

文献概要

連載 生理検査のアーチファクト・24

—MRI検査④—磁化率のアーチファクト

著者: 高倉有12 佐藤英介3 磯辺智範4

所属機関: 1取手北相馬保健医療センター医師会病院放射線科 2筑波大学大学院人間総合科学研究科 3順天堂大学保健医療学部 4筑波大学医学医療系

ページ範囲:P.638 - P.641

文献購入ページに移動
こんなアーチファクトを知っていますか?

 図1a,bは,頭部のMR画像(高速スピンエコー法:T1強調横断像,矢状断像)である.口部,鼻部,眼部にかけて画像が歪み,欠損している(○).図1cは,同一被検者の単純X線撮影頸椎側面像であり,口腔内に多数の金属(歯科補綴物)を認める(○).MR画像に現れた歪み・欠損(図1,○)は,一般的には金属アーチファクト,厳密にいえば金属による磁化率アーチファクトと呼ばれる.どのような原理でこのアーチファクトが現れるのであろうか?

参考文献

1)新津守(監),磯辺智範(編):MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート,第2版.金原出版,2018
2)荒木力:決定版 MRI完全解説,第2版.学研メディカル秀潤社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?