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検査と技術47巻7号

2019年07月発行

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トピックス

周産期感染症と早産—泌尿生殖器マイコプラズマ

著者: 柳原格1

所属機関: 1大阪母子医療センター研究所免疫部門

ページ範囲:P.779 - P.781

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はじめに

 多くの早産に感染症が関与することは知られていたが,病原体が同定できない場合が多かった.本稿では,近年早産との関連が示された泌尿生殖器マイコプラズマ(Ureaplasma属細菌,およびMycoplasma hominis)について概説する.

参考文献

1)Namba F, Hasegawa T, Nakayama M, et al : Placental features of chorioamnionitis colonized with Ureaplasma species in preterm delivery. Pediatr Res 67:166-172,2010
2)名倉由起子,柳原格:ウレアプラズマの脅威—過剰な免疫反応が流早産を引き起こす.大阪母子保健総合医療セ誌 31:1-6,2015
3)田端厚之,長谷川妙子,柳原格,他:妊婦および早産児からのウレアプラズマ属細菌の分離培養法の確立.大阪母子保健総合医療セ誌 21:40-47,2005
4)Tanaka S, Tsumura K, Nakura Y, et al : New antibiotic regimen for preterm premature rupture of membrane reduces the incidence of bronchopulmonary dysplasia. J Obstet Gynaecol Res,2019 (Epub ahead of print)
5)Sweeney EL, Dando SJ, Kallapur SG, et al : The Human Ureaplasma Species as Causative Agents of Chorioamnionitis. Clin Microbiol Rev 30:349-379,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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