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ページ範囲:P.830 - P.830
文献購入ページに移動 二波長法は,極大吸収波長の主波長(λ2)の吸光度と,より長波長側に設定した副波長(λ1)の吸光度をそれぞれ測定するものです.長波長側に副波長を設定するのは,試料中のビリルビン,ヘモグロビン,濁りおよびセルの汚れによる測定値への影響を軽減できるからです.2ポイント測光法においても同様の軽減は可能となりますが,二波長法の最大の利点は,光量補正効果が期待できることです.すなわち,精製水または試薬ブランクで透過率100%(吸光度0)として反応終了後に光量が減少した場合,吸光度は増加し光量のズレに伴う正誤差を招くことになりますが,二波長法を用いることでこれを補正できます.
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