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連載 生理検査のアーチファクト・26
—呼吸機能検査①—吐き方による影響(努力性肺活量検査)
著者: 佐野成雄1
所属機関: 1大分大学医学部附属病院医療技術部臨床検査部門
ページ範囲:P.837 - P.841
文献購入ページに移動呼吸機能検査が他の検査と異なる点は,患者のやり方でデータが変わりうる点(努力依存型検査)である.患者の状態(体調),理解力,性格などを加味したうえで,検査担当者の適切な説明と誘導によって,最良の波形を記録し,得られたデータが正確か見極めることが重要である.
呼吸機能検査のアーチファクトは,人為的なものと機械的なものに分けられる.人為的アーチファクトでは,吐き方・息漏れ・設定方法・体勢による影響が考えられ,機械的アーチファクトの原因には,ベルシャフトなどの故障が挙げられる(表1).
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