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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻1号

2020年01月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

糖尿病性末梢神経障害で,なぜ神経伝導検査のF波検査が重要なのですか?

著者: 佐々木一朗1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院臨床検査技術部

ページ範囲:P.69 - P.73

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Q 糖尿病性末梢神経障害で,なぜ神経伝導検査のF波検査が重要なのですか?

A 糖尿病性末梢神経障害の神経生理検査所見は腓腹神経の感覚神経活動電位(sensory nerve action potential:SNAP)振幅の低下,F波最小潜時の延長とされています.そのため,これらの検査を簡便に行えるF波検査(F-study)は非常に有用であると考えます.

参考文献

1)木村淳,幸原伸夫:神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために,第2版.医学書院,2010
2)Kohara N, Kimura J, Kaji R, et al : F-wave latency serves as the most reproducible measure in nerve conduction studies of diabetic polyneuropathy : multicentre analysis in healthy subjects and patients with diabetic polyneuropathy. Diabetologia 43:915-921,2000
3)正門由久,高橋修(編):神経伝導検査ポケットマニュアル.医歯薬出版,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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