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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻10号

2020年10月発行

文献概要

病気のはなし

骨粗鬆症

著者: 三浦雅一12 佐藤友紀1

所属機関: 1北陸大学薬学部薬学臨床系病態解析学分野 2北陸大学健康長寿総合研究グループ

ページ範囲:P.1092 - P.1097

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Point

●骨粗鬆症とは低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし,骨の脆弱性が増大し,骨折の危険性が増加する疾患である.

●骨粗鬆症診療には,早期診断が重要であり,すでに発症してしまった骨粗鬆症に対しては効果的な治療およびより精度のよい治療モニタリング,そして骨折リスクの評価が必須事項となる.

●日常検査で活用されている骨代謝マーカー検査は,日々の骨代謝状態を適確に表現しうることが認められており,動的指標としての骨粗鬆症診療では有用である.

参考文献

1)骨粗鬆症の予防と治療ガイドラン作成委員会(編):骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版.ライフサイエンス出版,2015
2)日本骨代謝学会,日本骨粗鬆症学会合同原発性骨粗鬆症診断基準改訂検討委員会:原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版).日骨粗鬆症会誌 21:9-21,2012(http://jsbmr.umin.jp/guide/pdf/g-guideline.pdf)(2020年2月21日アクセス)
3)日本骨粗鬆症学会骨代謝マーカー検討委員会(編):骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイド2018年版.ライフサイエンス出版,2018
4)Nishizawa Y, Miura M, Ichimura S, et al : Executive summary of the Japan Osteoporosis Society Guide for the Use of Bone Turnover Markers in the Diagnosis and Treatment of Osteoporosis (2018 Edition). Clin Chim Acta 498:101-107,2019(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0009898119320005)(2020年7月14日アクセス)
5)三浦雅一(編):特集 骨代謝マーカーⅣ.THE BONE 33:141-241,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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